
不朽の名作『カリオストロの城』が公開45周年ということで、11月29日からIMAXにて上映されているんですよ。
あの数々の名台詞を映画館の大スクリーンと音響で見られるってんで早速見にいってまいりました。
内容については今更語ることもありませんので割愛しますが、高精細化された映像は素晴らしいの一言でした。
近年の劇場アニメはCGやスタッフの技量向上により主に美術面で目を見張るような映像美を拝むことができますが、なんならそれに負けてないレベルの美しさだと感じました。
流石に方向性が違うので単純な比較とはいきませんが、ひたすら人力で手描きするしかなかった45年前にあれを作ったのかと思うと宮崎駿はやはり偉大だと思わずにはいられません。
音に関してはIMAXではあるもののそこまで強力な感じはしませんでしたが、一部の場面では音の発信源を細かく分けており、臨場感が素晴らしかったですね。
塔に幽閉されたクラリスを助けに行ったルパンが落とし穴に落とされた後カリオストロ伯爵がクラリスに迫るシーンでルパンが偽指輪から「あっ、聞~いちゃった聞いちゃった、お宝目当ての結婚式」と茶々を入れる時の音がいかにも無線で通信してるような感じがして感嘆のため息が出ました。
あとやはり島本須美のクラリスは五右衛門じゃないけど「可憐だ…」って言いたくなりますね。
声にならない細かいブレスの音すらクラリスというキャラクターを表している感じすらします。
それが良い音響で聞けるんだからもう耳が幸せでしたよ。
作中通してみるとあんまりセリフ多くないんですけどね、クラリス。
色々と書きましたが、カリオストロが好きで劇場に足を運のが苦でなければ見に行くべきだと思います。
もう1回くらい見に行こうかな…